2018年3月19日月曜日

Frei、月田先生

6時起床。この土日は風邪の症状で寝込んでいた(例によって発熱なし)。ずっとFrei。まだ咳こむが本日は会議や打ち合わせが複数あるので出勤した。

週末、寝床で読んだのが国立情報研・新井紀子先生の「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」
https://www.amazon.co.jp/AI-vs-%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E3%81%8C%E8%AA%AD%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A1-%E6%96%B0%E4%BA%95-%E7%B4%80%E5%AD%90/dp/4492762396

定期試験の答案を採点していると、「出題の意図を全く理解してないのでは?」と思える解答が多くなったが、本書を拝読してみると、原因はこれか!ということが良く理解出来る。本書が今後の教育政策にどのような影響を与えるか不明だが、高等教育、特に大学入学後の初年時教育を再設計する上で参考にすべきかと考える。大学のレベルにもよるだろうがアクティブラーニングを講義に活用する前に、やるべきことがあるのかもしれない。大学生になって手を打っても手遅れでないことは本書にも具体例が示されている。


午前中は下記論文を精読。社会的ストレスへの脆弱性は側坐核の血液脳関門の透過性上昇が原因という論文。タイトジャンクションのClaudin5の発現低下がポイントになるとのこと。
https://www.nature.com/articles/s41593-017-0010-3

ちょうどClaudinのクローニングを進めている月田承一郎先生の研究をフォローしていたので、当時(20年以上前)が思い出されて何とも懐かしくなった。私が所属していたERATO高井プロジェクトの打ち上げを神戸でやったときのことである。一次会がお開きになった後、高井先生と月田先生に「とよだ~、二次会行くぞ~!」と声をかけられながら、その日は奥さんの実家の大津まで帰らなければならず辞退したのだが、その後、月田先生は夭逝され、2度とお会いできなくなってしまった。今にして思うとあの時、無理してでも2次会に出ておくべきだった。合掌。

月田承一郎先生の京大ラボのHPは残ってます。茨城に来たあと、研究環境に心が折れそうになるとよくここに来て、心の支えにしてました。
http://www3.mfour.med.kyoto-u.ac.jp/~htsukita/


午後は来客(企業さん)、学科会議など。


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